建もの好き一般人による住宅建築をめぐるメモ|2021年6月〜

タテメモ

屋根に不思議な三角柱を載せた平屋|渡辺篤史の建もの探訪2021年9月4日

2021年9月11日

毎週土曜の「渡辺篤史の建もの探訪」視聴は、建もの好きのルーティーン。2021年9月4日(土)は、“屋根に不思議な三角柱を載せた平屋でした。そう、平家です! 敷地144坪、延床52坪、豪邸ですね...
二世帯分の生活スペースを確保しているからこそではありますが、この敷地&この延床面積を使えるとなると夢が広がりますね。それはともかく、天井部分の構造やディテール、そして全体のプランの広がりと構成など、雰囲気の良いとてもよい家でした。

※掲載画像は番組公式サイトからの転載です

 

2021年9月4日(土)|屋根に不思議な三角柱を載せた平屋

埼玉県さいたま市・小島邸です。
※以下のデータは、番組公式サイトからの転載

  • 完成:2019年8月
  • 敷地面積:478㎡(144坪)
  • 建築面積:186㎡(56坪)
  • 延床面積:173㎡(52坪)
  • 建築費:5200万円(税込)
  • 坪単価:100万円

敷地広い!建坪56!!延床173㎡!!!
そして、、、平屋!!!

これは羨ましい。。。

 

建築設計は、81A-(伊藤州平さん)です。
1981年生まれ、東海大学で建築を学ばれたのち、シーラカンスアソシエイツ(2008-2017)で勤務されていた方です。その後2017年に81A-を設立されています。

★建築事務所サイトから転載(撮影:西川公朗)★

番組で紹介されている建ものは、日進でのたち方として設計事務所サイトで紹介されています。日進というのは地名ですね。どうやら、81A-としては、一番初めの住宅プロジェクトのようです。もしかしたら、サイトで紹介されているもの以外にもあるのかもしれませんが。

81A-

 

 

★建築事務所サイトから転載(写真:彰国社)★

ちなみに私の中でシーラカンスアソシエイツと言えば、日本建築学会賞の作品賞を受賞した千葉市立打瀬小学校です。地元が近いのでできた当初に何度か現地で眺める機会があったのですが、「なんだこれは...」と衝撃を受けた記憶が蘇ります。自分が通っていた小学校とは似ても似つかず、周辺のマンション群や公園も含め、とても“未来”を感じたできごとでした。

シーラカンスアソシエイツ

渡辺篤史の建もの探訪|住宅建築好きはみんな大好き(住宅紹介リストあり)

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特徴的な三角屋根(屋根なのか?)

建もの探訪WEBアーカイブから転載

この住宅の特徴は、なんといっても屋根に乗っかった三角形です。片流れというよりも、光が入る量と角度の調整のため、といった趣ですが実際はどうでしょうか。

また、この三角形部分が吹き抜けになっており、広大な室内空間をゆるやかにつなげてます。ファミリーが暮らす家として、このあたりの効用も大きいのかもしれません。

いずれにしても、個人住宅であっても建ものにはなにか象徴的なプロポーションやディテールがあって欲しいと思っている私なので、とても気に入りました。

 

広々としたLDK

建もの探訪WEBアーカイブから転載

建もの探訪WEBアーカイブから転載

都心部で暮らすものとしては、のけぞるレベルのLDKです。

我が家にはこんなリビングはいらないので“憧れ”などはないのですが、広い=大正義という印象を受けてしまったのも事実。とにかくゆとりがあるというのはいいですね。

 

庭とつながった気持ちの良いサニタリー

建もの探訪WEBアーカイブから転載

サニタリーはとても好みでした。庭とつながった真っ白な空間。壁に映り込む芝生のグリーン。大きく開け放たれたバスルーム。これは“憧れ”です。

 

ゆるやかにつながる二世帯住宅

建もの探訪WEBアーカイブから転載

この住宅、実は二世帯です。まだ居住はしていないようですが、近い将来に親世帯が入居予定とのこと。

玄関はわかれおらず、屋内での境界も通常の居室レベル。とは言え、その広さゆえに明確に区切り過ぎなくてもしっかり距離がとれるのでよいのかもしれません。それぞれのリビングや寝室が面する庭も、すべて別の庭。すごいなぁ...

 

 

広々とした敷地に建つ、広々とした平屋。そこで暮らす家族の伸びやかな暮らしがイメージできる、とてもすばらしい住宅でした。

 

<画像転載元>

番組公式サイト|屋根に不思議な三角柱を載せた平屋

 

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