地盤調査KV

家づくり 工事

最初の地盤調査の結果がでました(ダメでした...)

2021年11月25日

我が家購入したのは、東京都下の住宅地の一角。市が指定する都市計画区域内にある第一種低層住宅専用地域です。購入時には築40年ほどの木造二階建て住宅が建っていました。

もちろん購入検討時から地盤調査は行う前提でプロジェクトを進めていたのですが、正直油断してました。つまり、「地盤調査はするけど、おそらく大禍はないだろう」と思い込んでいたのです。結果、撃沈...

 

実施した調査について

地盤

今回実施したのは、スクリューウエイト貫入試験(8ヶ所)と、ハンドオーガーボーリング(2ヶ所)の、計10ヶ所。

調査方式は、依頼している建築設計事務所や、そこから委託している構造計算事務所のアドバイスをもらって決定しました。ここでも、「おそらく大丈夫だろう」という目論見もあり、できるだけ安価に済ませられそうな方式を選択しました。

報告書の作成費用も込みで、合計10万円弱でした。

 

地盤調査の結果は

我が家の地所

調査した土地の実際の写真です

11月上旬に調査を実施していただき、その数日後に速報が届きました。あまり心配していなかった私の耳に飛び込んできたのは、「あまり結果がよくない...」とのこと。衝撃です。。。

 

その後、正式な調査結果報告書をいただいたので、その中から重要部分を抜粋します。

計画建物を直接基礎にて支持させる場合、ハンドオーガーボーリング結果から基礎底面下には埋土が分布するものと考えられる。

スクリューウエイト換入試験結果をみると、基礎底面深度付近は概ねWsw=500〜1000(N)の荷重で自沈または回転が掛かる状態である。なお、基礎底面深度以深でも各地点でWsw=1000(N)以下の荷重で自沈する深度が確認されたことから、現状で直接基礎式を採用する場合、自沈層から土試料を採取してせん断強さ及び圧密沈下について計画建物に有害な影響がないか確認する必要があろう。

おぅ...

つまり、このまま現状プランで想定している直接基礎による建築はムリだよ、ということです。報告書最後の考察、その最終行にこうありました。

計画建物の基礎形式としては、概ね回転が掛かり始めるGL-3.25m以深を指示地盤とし柱状改良等の地盤改良を併用した直接基礎形式が挙げられる。

 

柱状改良、地盤改良のなかでもかなり本格的な(コストがかかる)やつじゃないか。ちょっと前まで、「さすがにこんな状況はあり得ないでしょ〜」と笑い飛ばしていたやつ。

チラッと見たWEBページには、うちの敷地の広さだと150〜300万くらいかかる可能性があるって書かれていたやつ。。

 

地盤

そんなこんなで、にわかに暗雲が立ち込め始めた今回のプロジェクトですが、粛々と、粘り強く前に進めていきたいと思います。

最終的に、いろいろ丸く収まることを祈りつつ、今回はこれでおしまいです。涙

 

 

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