メモ 家づくり 設計

設計打ち合わせ-5|概算見積の(暗い)見通しについて

2021年11月25日

5回目の設計打ち合わせは11月下旬。今回の打ち合わせは、先日の地盤調査の報告がメイントピックス。計画地は、古い分譲宅地の一角。自治体が指定する都市計画区域内ということもあり、「極端に調査結果が悪いということもないだろう。」と思っていましたが、甘かった… 今回の打ち合わせは、その地盤調査がどの程度“ヤバかったか”ということの共有と、それを受けてどの程度これまでのプランを変更する必要がありそうかの確認です。

打ち合わせ場所は設計事務所

5回目の今回も、打ち合わせ場所は設計事務所です。12月に事務所を移転するとのことだったので、この事務所の訪問はこれが最後になります。都会の幹線道路のすぐ脇にある印象深いまさに“アトリエ”といった趣のある、感じのよい事務所でした。

  • 場所:設計事務所
  • 参加者:設計事務所2名、妻、私

 

地盤調査の結果について

地盤

どうやら、「想定していた中では最悪の結果」ということのよう。改良はほぼいらないか、必要であっても少額で済むようなイメージでしたが、今の時点で想定できるマックスの地盤改良金額は200万円を超えそうとのこと。そして、そもそもどのような地盤調査が必要かどうか自体、さらなる地盤調査をしなければ(ボーリング調査)をしなければ判断ができないとのこと。

それなりの絶望感が身体に沁み渡ります。

とは言え、地盤改良は不動産ガチャ的なところもあるので、スパッと頭を切り替えていくしかありません。あまり検討の余地もないし。とても残念ですが。

 

いずれにしろ、もう少し(1週間後くらい)には正式な結果報告があるとのことなので、待ちです。

最初の地盤調査の結果がでました(ダメでした...)

 

概算見積の見通しは、おおよそ500〜1000万円予算超過…

気を取り直して、ここまでの検討内容を設計図にまとめて概算見積りを取る段階に入っている(未来の)我が家。今のところは最低限の希望をお伝えした上でプランを練っていただき、できたプランに少しずつ要望を加えていただく形で進めています。

私としては、特別豪華な仕様や設備を依頼したつもりはないし、予算も正確に伝えているとかんがていたので、そこまで極端な予算超過は起きないのではと思っていましたが、そうは問屋がおろしませんでした。

この日はまだ見積もりは届いていませんでしたが、速報(?)的な目安として「おおよそ3500〜4000万円ほどになっている様子」とのこと。概算見積もりを工務店に出していただくにあたってのやりとりの中で、そのような感触を伝えられているとのこと。

ちなみに我が家の予算は、設計・管理費用込み&全ての税込で3500万円。つまり、工務店から出てこなくてはいけない見積もりは、税込で約3000万円です。

かなりきびしい。。。

 

スッと登場した減額案(平面図&1/50模型)

そんな事情もあって、設計事務所では既に減額案としての新しい図面と模型が用意されていました。準備いいですね。

全体的な構造(3棟)は現案を踏襲しつつ、南北にググッとサイズダウンしてフットプリントを小さくしたコストカットプランです。形は似ているけど、構造もかなり違うらしく、400〜500万円程度の減額が期待できるとのこと。

が、これでも400〜500万円。我々の予算ではこの減額プランでも建たないということ。かないきびしい。。。

ざっと修正点をあげると、以下の通り。

  • 玄関の位置が南に移動
  • ワークスペースは長棟に集約
  • 納戸は2階に
  • 屋根の形状変更
  • テラス大幅縮小

う〜む、現案の方がよい。。。

とりあえず説明は受けつつ、概算見積もり用の図面一式をもらって、この日はお開きです。

 

次回の打ち合わせは12月中旬。概算見積もりが出揃ったタイミングでの実施となります。少しでも安く出てくることを祈りつつお暇しました。

 

 

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