6回目の設計打ち合わせは2021年、年の瀬。12月下旬の開催となりました。前回の打ち合わせやメールのやりとりで暗雲が立ち込める中、「まずは状況の確認を対面で」という感じで参集しました。目下の議題(問題)は、地盤と概算見積りです。
打ち合わせ場所は設計事務所
6回目の打ち合わせは、設計事務所です。12月上旬に事務所を移転されたので、新しい事務所への訪問です。心機一転、爽やかに打ち合わせを進めていきたいところですが、なかなかそうも行きません。
新しい事務所は、これまた味わい深いロケーション&佇まい。趣のある(というかボロボロ寄りの笑)古いビルの屋外階段をあがった4階部分にある、50㎡ほどのニューアトリエです。
- 場所:設計事務所
- 参加者:設計事務所2名、妻、私
地盤調査の結果について
これまでの報告通り、やはり予想を超える地盤の悪さ。
現時点では改良工事にどれほどの金額がかかるかも「わからない」状態とのこと。その見積もりを出すために、一回目調査以上のコストををかけてボーリング調査をする必要があるということみたいです。その額、およそ20万円。
といっても、概算くらいは示してもらわないと建物自体のプランを前に進められないため、幅があってもよいからある程度のコスト感を...
そして示されたのが、地盤改良費用200〜300万円という金額。
控えめに言って、絶望です。
とはいえ、固まっていてもしょうがないので、話しを進めます。
概算見積りの報告
先日、「どうやら大幅に超過しそう...」と報告があった見積りは、宣言通り大幅超過でした。
3社にお願いしていた内、現在出てきているのは2社のみ。
税込金額で、それぞれ予算の1400万円オーバーと1600万円オーバーでした。笑うしかないですね。笑笑笑
私としては、特別豪華な仕様を望んだわけではなく、延床面積もちょうど30坪程度。坪単価が100万円程度に収められれば、予算の約3000万円(税込、設計料別)に近づけられるかなと思っていましたが、まったく甘かった。概算とはいえ、坪単価約150万円。私のイメージする大豪邸のそれでした。
減額案の方向性検討
となると当然次の話題は、減額調整です。
設計事務所では、前回見せていただいた縮小版のような減額プランとは別に、基礎工事が大幅に減額できるほぼ総二階のフットプリント縮小案も、図面と模型を用意してくださっていました。
現在のプランはさまざまな軒高の3棟が組み合わさっており、そもそも延床面積に対応したコスパは悪くなるだろうなと思っていました。その点を鑑み、今後に取れる方向性は以下3つ。
- フットプリントを縮小すべく、建ものの形状を大幅に修正する
- 全体的な構成(3棟)は変えずに、全体的に縮小する
- 現案をいかし、内装やディテールの調整にとどめる(予算アップ)
整理としてはわかりやすいのですが、それぞれどの選択肢を選ぶとしても痛みが伴います。早くもこのフェーズがやってきたか... と、打ち合わせに初めて暗い雰囲気が漂いました。
とりあえず、私たちの決断(上記1〜3のどれを基本方針とするのか?)待ち、というステイタスを確認してこの日の打ち合わせは終了しました。
打ち合わせ後は、近所の中華料理屋で名物チャーハンを食べて、(心の)養分補給。夫婦で深呼吸しながら、「少し落ち着いてから、自宅で話しあおう」といって解散しました。
その日は仕事をおやすみしていた私は、野暮用もあり東京駅のKITTEへ。未来の自宅へと思いを馳せながら、クリスマスのインスタレーションを長い時間みていたのでした。
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