木組みの工夫で家族をつなぐ家|渡辺篤史の建もの探訪

建てメモ

木組みの工夫で家族をつなぐ家|渡辺篤史の建もの探訪2021年8月14日

2021年8月15日

一般の建もの好きのルーティーンの一つに、毎週土曜の「渡辺篤史の建もの探訪」視聴があります。朝4:30放送という凄まじさのため、録画が必須。2021814日(土)は、木組みの工夫で家族をつなぐ家でした。都内の狭小地に立つ木造在来工法のシンプルな住宅。家族の人柄があらわれているような、とてもよい家でした。

※画像は番組の公式サイトおよび建築設計事務所の公式サイトからの転載です

 

2021814日(土)|木組みの工夫で家族をつなぐ家

番組公式サイトから転載

東京都小金井市・大髙邸です。家族構成は、夫妻と姉妹の4名。我が家とまったく一緒。
※以下のデータは、番組公式サイトからの転載

  • 完成:2019年12月
  • 敷地面積:85㎡(26坪)
  • 建築面積:39㎡(12坪)
  • 延床面積:68㎡(21坪)
  • 建築費:2200万円(税込)
  • 坪単価:90万円(税込)

建築設計は、ESPAD環境建築研究所(藤枝保高さん)です。
東京芸術大学卒で、槇総合計画事務所で修行をされた経歴の持ち主。その後、藤枝通昌さんのESPAD環境建築研究所に入られていますが、名前(とお顔)を拝見するに、親子なのではないかと思います。似てる

ちたみに番組最後の見せ場、渡辺篤史さん独白で言及されていましたが、建築家と施主はお友達とのこと。そんな関係性での、ざっくばらんなコミュニケーションがあってこそ、この建ものなのかもしれません。

木組みの工夫で家族をつなぐ家

★建築事務所サイトから転載(撮影:井上登)★

ESPAD環境建築研究所

 

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木造ならではの暖かい雰囲気

番組公式サイトから転載

玄関を入ってから1階、2階、ロフトにいたるまで、あらゆるところにふんだんに使われた木材。とても安心感と温かみを感じます。

本記事のメイン画像はベランダ側から見たダイニング&キッチンですが、ここはちょっと残念でした。

木材のあらわしをここまで徹底するなら、キッチンは既製品のユニットでももう少しウッディーな感じが良かったのではと思いました。予算の関係でこのようになったと想像できますが、一工夫あると面白かったと思います。

番組公式サイトから転載

 

玄関正面の小窓によるヌケ

木組みの工夫で家族をつなぐ家

番組公式サイトから転載

こういうのいいですよね。

建坪と必要諸室のバランスで、どうしても要素が密集圧着してしまうことはありますが、ちょっとした視線のヌケがあると全然違います。階段の小窓の向こうは子ども部屋ですが、極端にプライバシーを侵すことのない窓の位置であることもよいです。

番組公式サイトから転載

ベランダです。完全に庇がかかっているので、リビングの一部として使っている様子。こういうのいいですよね。

ダイニングは決して広いわけではないですが、可能な限り大きく取られた開口と、背板のない収納棚によって、とても開放的で明るい雰囲気です。ダイニングのペンダントライトは建築家からの新築祝いとのことでした。確かにこの住宅の雰囲気にぴったりです。

 

木組みの工夫で家族をつなぐ家

番組公式サイトから転載

最後にエントランスです。

旗竿地に建てらた住宅だということがわかります。竿の長さは、頑張れば車をタテに2台置けるほど。

こういったスペースをどう使うかは頭の悩ませどころと思いますが、こちらの住宅ではシンプルに旗部分のみをめいいっぱい使って建築されていました。

 

素朴で温かみのある、とてもすばらしい住宅でした。

 

<画像転載元>

番組公式サイト|木組みの工夫で家族をつなぐ家

 

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